「具体的に説明するよ。
たとえば、文芸の場合。アニメのTVシリーズ1期ぶんの、30分×13本のシナリオを、何人かで分担して書くとする。
- 提出用の原稿では、マス目のついた原稿用紙もしくは1行40字に設定して執筆する
- タイトル、人物紹介、あらすじ、本編の順に書く
- 本編中、セリフは、人物名「セリフ」 のように書く。
- 本編中、地の文は、セリフから一行あけて、頭を4文字分字下げして書く。
- 枚数は原稿用紙換算xx枚程度にする。
とか、そんなふうに書式を決める。
それから、
- キャラクターの一人称二人称語尾口調、性格、経歴等を設定しておく。
動画の場合は、
- 撮影フレーム(画面の範囲)を640×480ピクセルの大きさとする
- その2倍のサイズ(フレーム1280×960、画面外も含めると1600×1200ピクセルぐらい)で作画する
- カラーモードはRGB
- 線は二値化する
- 主線は黒、ハイライト指定は赤、一段影を青、二段影を緑、三段影を茶色で描く
- 提出はpsdを推奨。またはpng、bmpのいずれかの形式で提出
- 秒間24フレームを想定して描く。必要ならタイムカードを添える。
というかんじかな
そして、事前にキャラクター設定画を起こして、
- キャラクターの顔かたち・頭身などのデザイン、絵柄、どういう表情をするか
とか決めとくわけね。
これらは、ただ「プロがこうやってるらしいから」とか「慣例だから」とかで漠然と決めるんじゃなくて、
最終的にどういうものを作りたいのかを決めてから逆算して、
なぜ、どういう規格が必要なのか検討しようね。
自主制作の場合、スタッフがそれぞれ、持っているソフトや機材がまちまちであることも考慮にいれないとね。
そして、実制作の前に、標準化のための作業を入れる。キャラデザとか、設定に関する打ち合わせとかね」
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