アウトラインプロセッサの種類
アウトラインプロセッサと呼ばれるソフトには、機能別に大きく分けて2種類あります。
1.一つの長文テキストファイルの見通しをよくする目的で作られたソフト。
本文中に「見出し」をつけていき、
見出しや記号をクリックすることで
セクション毎に本文を「折り畳む」ことができる。
2.複数のテキストメモをまとめて扱う目的で作られたソフト。
ツリー状の「見出し」と本文の表示部分が分離された、
エクスプローラ風の外観をもっている。
見出しのタイトルをクリックすると、
本文用の別カラムにセクション毎の内容を表示する。
あにめはっく.jpでは、1.を「解析型アウトラインプロセッサ」、2.を「分割型アウトラインプロセッサ」と呼んで区別しています。
(一般的に使われている用語ではありませんので、ご注意ください。)
もともとアウトラインプロセッサとは1.のことを指すものでした。こだわる人のなかには2.を「階層型メモ帳」と呼んで区別している人もいます。
1.は1つの長い文書を書きたいときや、創造性を必要とする文章を書くときに使うと便利です。
別の章の内容を見ながら作業したり、書き進めながらそのまま完成形態に整えることができます。
また、プログラムを書くとき、構造を解析して、コメントや関数名を見出しとして扱い、
ブロックごとに折りたたんで表示する、用途に向いたソフトもあります。
2.は、
情報をメモする・分類するときや、
マニュアルなど各章の内容が独立している文書を書く場合、
web公開用の小説など、最終的に章ごとのhtmlに分割して公開する文章を書くときに使うと便利です。
アウトラインプロセッサは、英語圏ではアウトライナー(outliner)と呼ばれます。
また、アイデアプロセッサのことをアウトラインプロセッサと呼ぶ場合もあるようです。
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