フリーソフト「VerticalEditor」で原稿用紙
2007.03.16 18:52:04 , Posted
2013.05.24 22:50:50 , Update by Gyokuei
VerticalEditorは 地矢 ただしさん が公開されている、
Windows用のフリーのアウトラインプロセッサです。
無料にしてはたいへん高機能で、縦書き、青空文庫形式ルビ対応、台本形式、
原稿用紙印刷機能もあります。
文章作品を書くのに市販のワープロソフトを使用していない方には、まずこのソフトをお薦めします。
ソフトの入手方法
以下のサイトから、VerticalEditor.zip をダウンロードします。
Vector
ソフトのインストール方法
ダウンロードした VerticalEditor.zip を解凍してできたフォルダ中の
実行ファイル VerticalEditor.exe をクリックすればそのまま使えます。
インストーラなどは付属していませんので、
フォルダごと C:\Program Files 等にコピーし、
デスクトップに VerticalEditor.exe へのショートカットを作成しておきます。
初回起動時にはこんなダイアログが出るので、OKをクリックします。
原稿用紙機能を使う
初回起動時、こんなダイアログが出るので、「はい」をクリックします。
すると、ヘルプファイルがデフォルトのテンプレート(20文字×20行の原稿用紙)
で読み込まれます。
このままでいい人は、
「ファイル」→「新規作成」や「ファイル」→「開く」で新しい原稿用紙を開いて
書き始めましょう。
「ファイル」→「上書き保存」「名前を付けて保存」で保存されるのは、
普通のテキストファイル(.txt)になります。
表示テンプレートは、文字を入力したあとからでも自由に変更できます。
原稿用紙機能だけ使いたいという人は、
上と右のカラムは不要だと思われますので、隠しておきましょう。
「ツリー」メニューから「リストの表示」と「ツリーの表示」のチェックを外します。
印刷プレビューは、「印刷」→「現在のノードを印刷」で見ることができます。
私の環境では、デフォルトだと、ファイル名とページ数の表示位置がズレる。
↓ 記事はまだ続きます。
カスタマイズする
原稿用紙の文字数や行数、枠線の色、原稿用紙以外の形式での表示など
いろいろカスタマイズできます。
あらかじめいくつかのテンプレートが用意されているので、まずそれを見てみましょう。
テンプレートは、画面右上の「エディタ設定の切り替え」から選ぶことができます。
気に入ったテンプレートがなければ、カスタマイズしてみましょう。
「デフォルト」テンプレートをもとに、
もっとも一般的な400字詰め原稿用紙に近いものをつくってみます。
以下の作業済み設定ファイルはこちら
「標準原稿用紙.set」
「\VerticalEditor」フォルダに入れて使います
画面右上の
「エディタ設定の編集」ボタンをクリックすると、
次のような画面が開きます。
ここで設定することができます。
まず、ルビを有効にしてみましょう。
「エディタ表示設定」で「ふりがな[ルビ]を有効にする」→「有効」
すると、行間が空いて、より原稿用紙らしくなります。
文字の大きさとルビの文字の大きさを変更してみましょう。
文字の大きさを変更するには、
「エディタ表示設定」→「フォント」→「サイズ」で好きな数値を入力します。
ルビの文字の大きさを変更するには、
「エディタ表示設定」→「ルビフォント」→「サイズ」で好きな数値を入力します。
1行目にフルパスのファイル名が表示されているので、これを無効にします。
「印刷設定」→「ノードタイトルを1行目に挿入する」→「無効」
用紙の中央にタイトルが横書きで表示されているので、縦書きに変更します。
「印刷設定」→「ページタイトルを描画する」→「ページタイトル方向 横向き」→「無効」
用紙の中央にページ数が表示されているので、左上に表示するよう変更します。
「印刷設定」→「ページ番号を描画する」→「ページ番号位置 横」→「左上」
原稿用紙の枠線の色を変更してみます。
「エディタ表示設定」で
「原稿用紙を描画する」→「有効」
「原稿用紙の線色」→好きな色を設定します。
をクリックして色候補から選択。
設定が終わったら、「名前をつけて保存」しましょう。
「エディタ設定の切り替え」から選べるようになります。
印刷プレビュー
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