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鉛筆っぽいシャーペンはどれだろう?
客観的や定量的に比較検討したわけでもなく、
個人の感性でなんとな~くこっちがいいかなあっちがいいかな~
っていうだけの内容なので
記事にするまでもないかな......と塩漬けになっていたのを、
そういえばこのシャーペンなんでこれにしたんだっけ??? となったので
無駄にとってあったメモとかを引っ張り出してまとめてみた
という感じのページです。
これまでのあらすじ?
シャーペン、便利ですよね。
昔、どノーマルな0.5mm芯・本体細めのシャーペンを10年ぐらい愛用していました。
色塗り用に色鉛筆は使っていましたが、鉛筆のよさは全然わかりませんでした。
すぐ太さ変わるし、削るのだるいし。
それが、ブラックポリマー999っていう鉛筆に出会ってから、しばらく「線画は鉛筆派」になりました。
自主制作アニメ作るのに、作画用紙+この鉛筆が最強だったんですよ。
濃さ、描いたときのなめらかさが全然違う。
プロのアニメーターはハイユニっていう鉛筆を使ってる人が多いらしいんですが、
私はこっちがいいとおもってむっちゃ買いました。
シャーペンは筆圧がかけられなくて(この時点・この用途では)論外でした。
時が経ち、液タブを買い、
「主線までアナログで描いて、塗りからデジタル」だったのが「ラフから全部デジタルで描く」派に乗り換え、
鉛筆をデッサン練習とらくがきと文字メモぐらいにしか使わなくなったころ
この鉛筆が廃番となりました。
というかメーカーのぺんてる自体が鉛筆を作らなくなってしまいまして
確かに使用頻度は減ったけど、まだ細々と使っているので
まずは似たような鉛筆を探したのですが、ぴんとこず。
最強の鉛筆でしたからね......しかたないね......
という流れで、「鉛筆っぽいシャーペン」を探すことに。
鉛筆らしさって何だろう?
目標とするのは、
鉛筆のブラックポリマー999(HB)と同じ(近い)描き心地で絵(線画・ラフ)を描けるシャーペンなのですが
そもそも鉛筆の描き心地とは何なのか?
これはデジタル用の鉛筆ブラシを作る時にも同じ事を考えたのですけれども、
私が考える鉛筆らしさとは、描き上がってから見た線が鉛筆と同じ、というだけのことではなくて
紙との摩擦による震動と筆運びの重さ、描いてる時の音など
描いてる時の「感じ」も、鉛筆っぽさがほしい。
また、乾質の筆記具は描き上がりと描いてる時の感覚がイコールであってほしい。
筆圧をかけて濃く描いた!とおもったら濃く、力を抜いたときにはすっと抜けてほしい。
鉛筆という筆記具が優れているのはまさにその
「描いてる感じ」と「描き上がり」がぴったり一致するところにあると思う。
※木炭も、同じ点が優れている。
ところがシャーペンはメカニカルなパーツで芯を挟むので
どうしても「何かを隔てて」描いてる感じがあります。
筆圧がそのまま伝わらないとか、微妙~にグラグラするとか。
これを完全に解消したシャーペンは、すくなくとも試した中にはなかったですね。
構造的に無理なんじゃないかと思う。
それを踏まえて、
いちばん鉛筆っぽいと感じるのはどれかな~? を検討してみました。
※なお、この記事を書いてるのは2021年6月ですが
実際に買って比較したのは数年前(2017年5月頃~)です。
芯、シャーペン本体とも、現行の商品では改善を加えられている可能性があります。
※この記事は個人の好みによる比較であり、商品間の優劣のレビューではありません。
文字用途でならこのページで言及した全ての商品が好みの範疇です。
まずは手元にある普通の0.5mm芯のシャーペンで描いてみて、
鉛筆とどう違うのかを言語化するところから。
筆者は筆圧が強いので、鉛筆での線は太めです。
・折れやすい。
・細い。
・薄い。
手元にあったのがHB,B,2Bだったので、4Bの芯ならどうかな?と
買って試してみましたが、改善したのは濃さのみなので、芯が太いシャーペンに手を出すことに。
KOKUYO 鉛筆シャープ 0.9mm
まずはズバリ鉛筆シャープを名乗っているやつ。
太芯シャープペンシル「鉛筆シャープ」|コクヨ ステーショナリー
コクヨ シャープペン 鉛筆シャープ TypeS 0.9mm 黒 本体+替芯+替消しゴムセット (Amazon)
解釈が合えば一番近道のはず。
と、思ったのですが、最初の感想はコレ↓
ネック「芯先が潰れてナナメになる」
芯先が極端にナナメになると、線の太さが思い通りにならなくなるので困ります。
ユニ クルトガアドバンス 0.7mm
どうやら芯が回転する機構がついてて一方向に減らないシャーペンというのもあるらしい。
次はそれを試してみました。
クルトガ スタンダードモデル|シャープ|三菱鉛筆株式会社
三菱鉛筆 シャープペン クルトガ 0.7 ブルー M74501P.33 (Amazon)
0.7mmが一番太かったので0.7mmにしたのですが......
・描線が細い。普通の0.5mmシャーペンより細いかもしれない。
一定の太さというより、一定の細さで書けている感じがしました。
・軸が好みじゃない。メタルかラバーのが欲しかった。
そして一番のネックが、
・ガシャガシャ回転の震動が伝わって気持ち悪い。
芯が一方向に減らないのはほんとうに便利な機能だと思うんですよ、思うんだけど......回転の震動が手に伝わってくることのほうがもっと気になって私にはダメでした。残念。人にあげました。
ぺんてる マークシートシャープ 1.3mm(HB) + Tajima すみつけシャープ 1.3mm
マークシートシャープペンシル|商品紹介|ぺんてる株式会社
↓ぺんてる マークシートシャープのラバー軸の形状が気にくわなかったので、
似た形状のTajima すみつけシャープを買って
ラバーとメタルのパーツを交換した状態の写真。ラバーのほうは外すときに切れちゃった。
ぺんてる シャープペン マークシートシャープ AM13-HB HB(Amazon)
・濃さに関しては最強。鉛筆感すごい。
・でも、絵(線画)用途には太すぎるかなー。という気がします。
・軸がちゃちい→改造→したけど、いまいち。
塗りつぶし用途では使いたい。
おまけ 建築用すみつけ鉛筆として売ってるこちら、
TAJIMA(タジマ)のすみつけシャープ(1.3mm)メタルヘッド
タジマ(Tajima) すみつけシャープ(1.3mm) メタルヘッド SS13MH-HB(Amazon)
マークシートシャープの改造用として購入したのだが、そのまま使ってもよかったのでは......????
・グラフギアっぽいメタル軸(そのものかもしれない)
・マークシートシャープとあまり形状かわらぬ
(ぺんてると共同開発とのこと)
PILOT Dr.Grip 0.9mm(HB)
軸がちゃちすぎると許せないのが分かったので、次は軸がよさげなのを買ってみました。
・軸のふにふに感はかなり良い。
・しかしHB芯は硬すぎた。鉛筆感はない。
・ノック時の感触が気持ち悪い。
芯を替えたら印象かわるかなーと思って、Bの芯を買って試してみましたが、Bでもちょっと硬すぎな気がした。
写真をとるまえに人にあげちゃいました。型番とか覚えてない。
Dr.Gripのほかに、0.3mmのシャーペン(オレンズだったかな)を買った気もするのですが
細シャーペンは当方の用途に合わなかった。ぬぬ。
番外:ぺんてる タフ 0.7mm
タフ|商品紹介|ぺんてる株式会社
ぺんてる シャープペンシル タフ 0.7mm ブラック XQE7-A (Amazon)
字を書く用にはむっちゃいいなーと思ったのがコレ。
他の方のblogとか読んで回ってたら評判よかったので触ってみて買った。
とても安定感があり、最初のほうで言った「何かを隔てて」描いてる感が一番すくない気がします。
ただ、若干重量があるので、絵用途では疲れそうかな......という気もします。
字用にキープ。
なんかメモってあった
シャーペンの芯問題
0.9mmシャーペンの芯、最初に買ったのは鉛筆シャープ用にKOKUYOの2Bを買ったのですが、
次に買ったのがぺんてるのHBで、
2Bが柔らかすぎ、HBが硬すぎる、Bを買えば解決だろう......と思って買ったのがぺんてるのBで、
これも硬すぎまして、
メーカーによって全然違うんですね......
ブラックポリマー999(鉛筆)はぺんてるの製品だったので、当然ぺんてるのシュタイン芯のHBが似た感じだろうと
思いきや全然硬くて、同じぺんてるでもマークシートシャープはいい感じだなと思ったんですが1.3mmしかなくて、
成分違うんでしょうかね???
シュタイン芯のほうはなんというかシャーペンらしくカツカツ当たる感(この表現でわかるかな......)を感じて......
とりあえず現在つかっているのは
KOKUYO Campus 0.9mm B, 0.7mm B
PILOT neox GRAPHITE 0.7mm,B
です
ネオックスグラファイトのほうは、KOKUYOのよりきしきしいう感じ(この表現でわかる......?)があるのですが
KOKUYOのより手に付かないかな......? て思うのですが
ふつうに描いてるぶんにはどのメーカーのも全然問題ないんですが
比較してみると顕著な違いがありますね......。
同じ芯でも本体を替えると印象がかわるものもあり(筆圧の伝わりやすさなどによる)、
悩ましいです
※どれにしろ、もう買ったの4年くらい前なので
現行品では改善されている可能性があります
結論(暫定):KOKUYO 鉛筆シャープ 0.9mm+B
一周回って、えんぴつシャープが一番近いような気がしてきたので、暫定はこれで。
ただし芯は2Bだと減りが速すぎるので、Bかなーと。(KOKUYOの)
1点だけ気になるのは太さで、ブラックポリマー999(鉛筆)で実際描いた描線と比べると、
0.9mm芯で描いたののほうが太いので、太さを優先するなら0.7mm芯のほうがいいのですが、
筆圧が先端に直で伝わってる~って感じは0.9mmのほうがあるので、悩ましいところです。
鉛筆の芯は先細で、シャーペン芯は先まで同じ太さですからね......実形状の違いをどうにかするのは難しいですね。
ヤスリ状の芯研器を導入すればいいのですが、せっかく削らなくてよいというシャーペンのメリットが......?
シャーペン以外の、特に独立した記事にするでもない文房具こだわり
おまけ(その1):はさみならコレ PLUSのフィットカットカーブ
フィットカットカーブ SC-175SF NON-STICK
フィットカットカーブ|定番はさみ|切る用品|製品情報|プラス株式会社ステーショナリーカンパニー
プラス はさみ フィットカットカーブ フッ素コート SC-175SF ホワイト/グレー 34-515 (Amazon)
一時期テレビとかにも出まくってましたし、そろそろ全世界のはさみコレに置き換わった頃でしょうか(迫真)
刃の部分が直線ではなく、内向きに曲がっていることで、
刃が交わった点に力が集中するのでむっちゃよく切れるはさみです。
常時自分用、家用、イベントとかでの作業用の3つ持っています。
だいたい刃が黒いフッ素コートのやつを買います。メイン用途はコピー紙ですが、粘着テープとかもよく切るので。
なお刃に粘着テープのべたべたがくっついたらコレをつかう
SEED Radar ヨゴレ&インキ落とし 大型タイプ
ナカバヤシ SEED Radar ヨゴレ&インキ落とし 大型タイプ NSRY-0508 (Amazon)
マジックペンの透明な溶剤だけ入ってるみたいな商品
手軽に使えるのが便利
おまけ(その2):カッター KOKUYO フレーヌ HA-S100
安心構造カッターナイフ<フレーヌ> | コクヨ
コクヨ カッター フレーヌ 安心構造 標準型 HA-S100B 青(Amazon)
こちらも同型のを買い続けて複数持ってるやつ。
持ちやすくて力を入れやすい。
刃の交換がしやすい。
完璧です。
最近は刃折器を買ったので、刃を折るのはこちらを使っているのですけどねハハハ
ポキPRO|オルファ株式会社 【公式サイト】
オルファ(OLFA) 安全刃折処理器ポキPRO 211B(Amazon)
フレーヌの前に使っていたカッターにはホッチキスの針外し器もついてて便利だったんだけど
型番がわからないし見かけないので......。
あれ今でも売ってるのかなあ?(フレーヌでいいけど)
以上、つらつらと
gyokuei / 20210617-0615
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