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プラグイン「自動アニメカラー変換」2.0 補足情報
お絵かきソフトCLIP STUDIO PAINT EX用
「CLIP STUDIO PAINT イメージングプラグイン開発コンテスト」第一回にて
特別賞をいただいた
プラグイン「自動アニメカラー変換」ですが、
「自動アニメカラー変換」ダウンロード(セルシス公式、ページの一番下のやつ)
基本の使い方例やパラメータの意味などは公式添付のpdf中に解説がありますが、
いくつか補足で知っておくとよいかもしれない情報や
開発の趣旨などをこちらにupしておきます。
そもそも、どういうつもりで作ったフィルタなのか(ver1.0)
「自動アニメカラー変換」は、
「アニメカラー_カラーセット」の色で塗り分けた部分に対して実行し、
カラーセットにある、隣のタイルの色
(同系色の一段階濃い/薄い色)
に塗り替える、
という動作を基本としています。
地塗りでどの色で塗ったかを忘れていても
隣のタイルの色を自動で呼び出すことができたら、便利なのでは
と思って作りました。
・影色・ハイライト色の一括変換に使用できる?
というのはついでの機能として考えていて、
・「アニメカラー_カラーセット」にない色に対する塗り替え機能、
は、
そもそも別のプラグイン「自動影色変換」として作っていて、
2つのプラグインの併用を前提で考えていたものを、
やっぱこちらにも載せて置いた方が便利かなーと思って
一部の機能を移植したものになります。
(セルシスにまだ公開窓口がありませんので公開出来ませんが、早く公開したいです。自分ではアニメカラーよりそっちを使うほうが多い。)
そういうわけでver1.0ではアニメカラー部分は「隣のタイルの色」への置き換えになっているのですが、
淡い色、グレー系、肌色等はもともとアニメカラーの色数が多く、
すると「隣のタイルの色」への置き換えでは
影・ハイライト色と地の色の差が小さくなり、
結果、よく使う色ほどそのまま影色として使えない、
という困った状態になっていました。
アニメカラー部分の色変換、ver1.0とver2.0の比較
そこでver2.0では、
フィルタ変換一発でもそのまま使える色を出すために、パラメータを追加しました。
デフォルトでは「自動補正」チェックボックスがオンになっていますが
これがオンになっていると、アニメカラー中にある、より影色っぽい色に変換されます。
従来のと同じく隣のタイルの色になっている色もありますが、
濃くした方がよい場合や、より適切っぽい色がある場合は、別の色に塗り替えるようにしてあります。
(私が色相・明度から判断して手動で作った補正用内部DBをもとに置き換え)
多くの場合は「自動補正」なしの場合より濃い色になりますので、それにあわせて
アニメカラー以外の部分の色も濃くしています。
「自動補正」チェックボックスをオフにすると、(アニメカラー部分は)ver1.0と同じ色に変換されます。
(アニメカラー以外の部分をver1.0と完全に同じにするには、「自動補正」をオフにしたうえで、「アニメカラー以外の領域の変換にver1.0のパラメータを使う」をオンにする必要があります)
アニメカラー部分の変換がどう変わるかの例は、以下を参照ください。
(※フィルタ強度+1の例です。他の強度でどうなるかはここから画像をDLして実際にフィルタをかけてみてご確認ください。)
左:ver2.0でのデフォルト 右:自動補正オフ(アニメカラー部分はver1.0まま)

ver2.0と1.0での変換後の色比較
上が補正あり(2.0) 下が補正無し(1.0)
アニメカラー以外の部分の変換について
アニメカラー以外の部分の変換も一部変更しました。
自動補正のチェックのあるなしでも強度が全体に増幅されますが、それとは別の部分も変更されています。
変更したのは、主に白っぽい・淡い部分の色です。
ver1.0のパラメータでは、白っぽい・淡い部分はあまり明度を下げず、彩度を上げています。
これは、水彩っぽい感じを意識してのことなのですが、
アニメカラー部分とはいまひとつ相性がよくありませんでした。
そこで、セルアニメの影っぽさを意識した、ver1.0よりも濃いめでグレー寄りの色に変更しました。
(このサンプルでは肌色は別途変換しています)
色の濃い部分は変更ないです。
肌色変換機能について
これも、このフィルタの機能というより、「自動影色指定」フィルタ用に作ったものなのですが......
自動影色指定フィルタってこんな(※未公開)

これの肌色変換機能の一部を搭載しています。
「自動影色指定」プラグインのほうがなかなか公開出来ないのでいっそアニメカラー変換と完全に統合してしまおうかとも思ったのですが、
アニメカラー変換のほうでは肌色をカラーセットの色で塗り分けていたらアニメカラー中の別の色で変換するので優先度の設定が紛らわしくなるので全面搭載はやめまして
肌色変換部分の指定は「描画色を肌色とみなす」
変換後の色のバリエーションは指定できない「自動」のみでの搭載です。
肌色変換機能の使い方はpdfにもありますが、
肌色として認識したい色をフィルタ実行前にスポイトしておき
「描画色を肌色として変換する(アニメカラー以外の場合のみ)」をオンにします。
つまり肌色として認識出来るのは1色のみになります。2色以上を変換したい場合はレイヤーを複製しておいて、別途描画色を変えてフィルタをかけなおすしかありません。
肌色変換の方法ですが、内部的に色域をいくつかに分け、
色域に応じて適当な数値でHSV変換しています。
白に近い色は、どちらかというと若い女の子の肌寄りの影色になると思います。合わない場合は適宜手動で塗り替えてください。
塗り分けの色によってどんな影色になるかのサンプルをいくつかあげておきます。
※サンプルはいいぐあいの色になった場合の例です。色によってはダメな色になる場合や、肌色変換が効かない場合もあります。
※画像内の数値はヌリワケの色のRGB値です。
以上
gyokuei / 20130704-1209
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