作画が終わりましたので、提出用のファイルを作成します。
ここはPhotoshopで作業します。バージョンはCS6 EXTENDED 64bitです。
(CLIP STUDIO PAINTにシャープフィルタが実装されたらこの記事は差し替える予定)
ファイルを開きます。
明るさ・コントラスト調整
今回はさいしょから彩度の高い絵なので、必要ないのですが
明るさ・コントラストを調整したほうが、見栄えがよくなることがあります。
塗りあとが消えたり、明度があがって画面が派手に見えたりします。
「イメージ」→「色調補正」→「明るさ・コントラスト」
または
「イメージ」→「色調補正」→「レベル補正」で
だいたいレベル補正のほうを使っています。
切り出し・縮小
作画する前にあらかじめ作画範囲と枠の範囲をとる用のレイヤーを作っておいたので
ctrlキーを押しながら、作画範囲のレイヤーのサムネイルをクリックします。
すると、選択されるので
「イメージ」→「切り抜き」
すると、選択範囲で切り抜かれます。
これを、「イメージ」→「画像解像度」で縮小するわけですが
Photoshopでは画像の縮小にいろいろオプションがあります。
増えている......。
が
おおむねこの3つです。
ニアレストネイバー法
バイリニア法
バイキュービック法
縦横共12.5%の縮小で比較してみました。
ニアレストネイバー法(最近傍補間)は一番単純な変換方式です。
ドットを保ったまま縮小したい場合などに使います。
作画サイズを完成サイズの倍で描いておくと綺麗に縮小できるかも。
今回の絵ではあきらかに不適です。
バイリニア法(双一次補間)は求める位置の画素の周辺の2×2画素から補完して輝度値を計算します。
滑らかに縮小されます。
バイキュービック法(双三次補間)は求める位置の画素の周辺の4×4画素から補完して輝度値を計算します。
バイリニア法よりさらに滑らかに縮小されます。
だいたいバイキュービック法を使っておけばよいと思います。
が、バイキュービック法による縮小は、ちょっと画像がピンぼけっぽくなることがある、というデメリットがあります。
その弱点を修正する為に最近のverで追加されたのが、
「バイキュービック法 - シャープ」であるわけですが、
ちょっと、シャープが強すぎるかも......?
あとからシャープのかかりかたを修正できるようにする為には、
上から3番目の「バイキュービック法(滑らかなグラデーションに最適)」を選択して縮小してから、
「フィルター」→「シャープ」→「シャープ」を実行します。
すると、強いシャープがかかってますので
「編集」→「シャープをフェード」で調整します。
この操作が可能なのは、シャープフィルタをかけた直後のみです。
プレビューしながら調整できます。
私はだいたい20%-40%ぐらいにすることが多いです。
アイコンやバナーのような小さなイラストでは、
コントラストを強めに調整し、シャープを強めにかけ、
bmpで書き出してCLIP STUDIO PAINT上でドット修正を行います。
使用するのはドットペン
修正するのは主に目元、目の色、黒目、口元などの表情
他にキャラクターの特徴になる部分が潰れていればドット打ちをします。
修正前、修正後
イラストが完成しました。
以上
gyokuei / 20130524-2001
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