ナナハ
「先輩。ものすごく基本的な質問していいですか」
ナナハ
「んとね、
パソコンで絵を描くにはどうしたらいいんでしょう」
カート
「......漫研ではCGやらなかったの?」
ナナハ
「コピックひとすじですっ! あ、あと、色鉛筆も。コピック高いから」
カート
「そ、そか(^^;;;) それでよくデジタルアニメやろうと思ったね、ナナハ......。」
カート
「パソコンで絵を描く、じゃ何したいのかわからないから、具体的に言ってちょ」
ナナハ
「具体的......えええっと......???」
カート
「うーん......まぁ、そういう質問をする時点で、ナナハも自分が何が聞きたいのかわかってないよね(^ ^;;;)」
カート
「まずね。
絵って言って何を想定してるのか、定義をはっきりさせておこうか。
3DCGとかCAD──立体のデータをつくったり、いわゆるコンピュータ・アートっていうかプログラミングで絵を描く実験映像も、広く言えば絵にはいると思うんだけど......
ナナハは2Dの、マンガとかアニメみたいな絵を想定してるんだよね?」
カート
「そういう絵を想定してるなら......僕はパソコンのこと、なんでもできる魔法の箱って呼んでるけど、絵を描くときには、パソコンは画材のひとつと考えた方がいいね。
たとえば描いた後に色が自由に変えられる鉛筆だったり、消しゴムで消せる水彩絵の具だったり、完璧にマスキングできる紙だったり、何百枚重ねてもまったく透明で厚みがないセルだったり。
ナナハには、インクの減らないコピック、って例えると、うれしさがいちばん伝わるかな?」
ナナハ
「無限コピック......(きらきらきら)」
カート
「そういうふうに、自分がアナログで絵を描くときに、こういうのあるとうれしいな、てのを実現してるのがパソコンソフトだと思ってください。ソフトの機能ありきで描き始めると、機能に振り回されることになるよ。
ぎゃくに、アナログの画材のほうがよくって、サイトに絵をupしたいだけだったら、アナログで完成させちゃってから、さいごにスキャナを使って取り込めばいいわけ。
で、ナナハはどんなふうに絵を描きたいの?」
カート
「じゃあ、アニメ用の絵を描く方法、アニメ調のイラストを描く方法、コピックみたいに塗る、透明水彩調に塗る、と
4パターンぐらい説明しようか」
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